ザフトの追撃をかわし、無事マルキオ島のドックに入ったアークエンジェルに、ザフトから脱走してきたアスラン達を救出したキサカ一佐が合流を果たして数日過ぎたある日のこと。
今日も今日とて重傷を負った(というか先日の一件の際、キラのせいで傷が開いてしまった)アスランの看病に精を出しているキラが、自分とアスランの分の食事を取りに食堂に出向いたところでアマギ一尉を始めとする、最近アークエンジェルに同乗してきたオーブ軍の方々に遭遇した。
どうやら纏めて休憩時間に入ったらしい彼等は、アークエンジェルにやってきて以来、すっかり彼等の中ではカガリ様共々崇拝の対象に確定らしいキラに会えた事をコレ幸いと、色々と言葉を掛けてきて。
「何故キラ様の制服に付いている階級章は『三尉』なのですか?」
どういう流れでだかは分からなかったが、気が付けばキラの服装に話が飛んでいた。
「え?何処かおかしいですか?」
元より軍属になった覚えなどないキラにしてみれば、
「いえ、そういう訳では無く、ただ気になったものですから」
「以前、地球軍でストライクに乗ってた頃、MSパイロットは『少尉』待遇だったので、コレで良いかなって」
ニッコリ笑顔なキラ。
「…と仰られたのですが、納得行きません!!」
カガリに詰め寄るアマギ達オーブ軍人一同。
「なんなんだいきなり…本人が納得してるなら別に良いんじゃないか?今のアークエンジェルは正規のオーブ軍でも無いしな」
「ですがキラ様より私のほうが階級が上だなんて、恐れ多くて我々が落ち着かないのです!!」
書きかけ階級ネタその2。<その1はザラさんとキラさん編。
携帯の保存枠が足りなくなったので、こっちに上げてみる。
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