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日常雑記中心でたまに私用ネタメモとかSSSとか。
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 第2次ヤキンドゥーエ攻防戦の後、地球・プラント間で停戦が決定した。



 家の異常を知らせるアラームに驚いて、引き止めるカガリを振り切って慌てて帰り着いた先で目にしたものは、信じたくない光景だった。
 窓は割られ、家具はものの見事に破壊され、壁にはいくつかの銃痕が刻まれ、雑然と荒らされた室内。
 そこにいた筈の愛しい人の姿は無く、残されていたのは、直前まであいつが使っていただろう、壊れた愛用のパソコンだけで。
 終戦後カガリが俺とキラの為に用意したこの家は、もとよりアスハ家所有だけあってセキュリティは万全だったものを、俺が仕事で留守にしている間も万が一キラの命を狙った輩が襲撃してきても対応できるようにと色々と手を加えて、今では下手をしたら首長官邸よりもセキュリティレベルは高くなっている筈だった。それだけに、目の前に広がる惨状が信じられなくて…。
 どれくらいの間惚けていたのかは分からないが、キラと一緒に暮らすことになった時に記念として二人で作った仕掛け時計の音で我に返った。
 こうして惚けている間にもキラがどんな危険な目に遭っているかも知れないと思うと気持ちは焦るばかりで。
 だが焦ったところで事態が好転するわけもない事は自分でも分かっているから、何があったのかを確認しなくては今後の対策も決められないと自らに言い聞かせて、とりあえず監視カメラの画像データをチェックした。
 




 自分から逃げ出したのか、侵入者に連れ去られたのかは分からないが、とりあえず血痕が無いことだけが今のところ唯一の救いだった。



本編第1話冒頭ってカンジで。<従業員記録のは序章だから〜。
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